インターネットで買い物をしたり、SNSにログインしたり…
私たちが日々利用する様々なWebサービスは、裏側でたくさんの情報を「データベース」という場所に保管しています。あなたのユーザー名、パスワード、購入履歴、投稿内容など、大切な情報がデータベースに詰まっています。もし、そのデータベースが悪い人から攻撃を受けたらどうなるでしょうか?
今回は、そんなデータベースを狙うサイバー攻撃の一つ、『SQLインジェクション攻撃』について、初心者の方にも分かりやすく解説します。

SQLインジェクション攻撃とは?
SQLインジェクション攻撃は、悪意のある攻撃者がデータベースに対して不正なSQLクエリを実行することで、機密情報の漏洩やデータベースの操作を行う攻撃手法です。これにより、データの読み取り、書き込み、削除、さらには管理者権限の取得が可能になる場合があります。←小難しいね!
あなたがインターネットで買い物をしたり、会員登録をしたりするとき、名前や住所などの情報を入力しますね。その情報は、企業の「データベース」と呼ばれる場所に保存されます。SQLという仕組みは、そのデータベースに「これ調べて!」とお願いするための言語です(命令)。
SQLインジェクションとは、悪意のある人がその「お願い文」に細工をして、システムをだまし、見るべきではない情報まで引き出してしまう攻撃方法なんです。
攻撃の仕組み
攻撃者は、Webアプリケーションの入力フィールドやURLパラメータに悪意のあるSQLコードを挿入します。このコードがデータベースに送信されると、予期しない操作が実行されることになります。例えば、ユーザー認証のバイパスや機密データの取得が挙げられます。←難しいね!
(・∀・)/ たとえばどうなる?
例えば、ログイン画面で本当は「ユーザー名」と「パスワード」が必要なのに、攻撃者が特殊な入力をすると、システムが勘違いして「ログインできました」と通してしまう…なんてことも。まるで、鍵の番号を知ってるわけじゃないのに、鍵穴をガチャガチャして開けちゃうような感じですね。
主な対策方法
これはざっくり企業側がやること。「ちゃんと守ってます」と言える設計かどうかが企業の責任ですね。

実はSQLインジェクションのような攻撃は、一般ユーザーが直接防ぐことは難しく、主に企業や開発者の責任とされる部分なんです。ただ、ユーザーとしても「安心できるサービスを見極める」ための行動は取れます 🔍
🙋♀️一般ユーザーができること
- 怪しいサイトを避ける:見た目が安っぽい、URLが不自然、SSL(鍵マーク)がない…そんなサイトでは情報入力は控えましょう
- 同じパスワードを使い回さない:万が一情報が漏れても、他のサービスへの被害を減らせます
- サービスの安全性をチェック:
- プライバシーポリシーがちゃんとあるか
- 運営企業が信頼できるか
- 不自然な動作や表示がないか
企業がしっかり守りを固めてこそ、ユーザーは安心して使える。だけど、ユーザーも「ちょっとした見極めスキル」でリスクを減らすことができるんです🛡️
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