マネージドEDRサービスとは|EDR・MDR・XDR…違いは何?

セキュリティざっくり解説

こんにちは、藤原龍太です。

今日は、「マネージドEDRサービス」について簡単にまとめました。

マネージドEDRサービスとは何か

早速、マネージドEDRサービスという言葉を分解していきます

「マネージドサービス」は、

サーバーやネットワークの運用や保守・管理を部分的に外部委託できるサービスです。

STNet( https://www.stnet.co.jp/business/know-how/column011.html)

「EDR」(Endpoint Detection and Response)は、

「エンドポイントのサイバー攻撃等を検知・通知」、「管理者により対処」するための製品です。

エンドポイントとは、ネットワークの中で末端にあるもの、私たちが使うスマホやPCのことを指します。

つまり、マネージドEDRとは、

セキュリティに詳しい担当者がいなくても、スマホやパソコンで脅威検知したら、外部のスペシャリスト達が対応してくれる!

  =MDR(Managed Detection and Response)です!

   MDRにも様々解釈があるようです。が、上記の考え方で、おおよそカバーできると思います

XDRは、

エンドポイントに加えて、ネットワークやサーバ、メールなど複数のレイヤの情報を相関分析することで、サイバー攻撃の全体像を可視化して対処できます。

トレンドマイクロ(https://www.trendmicro.com/ja_jp/what-is/xdr.html)

EDRで補えない部分も含めた、IT環境全体に対応できるのは素晴らしいです!

さらに、今では「MXDR」も登場しています。似た名前が多いですねえ。

メリットとデメリット

マネージドEDRサービスのメリットは、以下の3つです。

  • システム管理者が業務に集中できる
  • 専門家によって、迅速な対応ができ、被害を最小限に抑えられる
  • コストが均一になる

1.システム管理者が業務に集中できる

 システム管理者も、監視・インシデント対応のみが業務ではありません。

 また、ひとり情シスや兼任の場合、EDRの常時監視は、かなり負担が大きいです。

 マネージドEDRでは、システム管理者の負担が減り、コア業務の効率化がはかれます。

激務により情シスが退職してしまっては、元も子もないですよね…しみじみ…

2.専門家によって迅速な対応ができ、被害を最小限に抑えられる

サービス提供者は、インシデント対応の専門家なので、迅速かつ正確です。

24時間365日、対応してくださるのはとても良いですね!!

3.コストが均一になる

インシデント発生となると、人件費、インシデントに関する調査費、その他諸々、莫大な費用がかかることもあります…

その点、マネージドEDRは基本的にサブスクリプション制なので、コストが安定します。

デメリットは、以下の2点です。

  • 他社サービスへの移行が困難
  • ITのノウハウが蓄積されない

特に、特定の事業者に依存すると、他社移行が難しいそうです…

まとめ

  • マネージドEDRは、MDRのこと。
  • MDRは、EDRの管理者を外注できる。

現在、マネージドEDRサービスは、株式会社ラック、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社、興安計装株式会社(Owlook)などが展開しているようですので、各社HPもご覧ください!

では!今日はこの辺で!

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